「子どもが生まれるし、そろそろ保険に入らなきゃ…」
その気持ち、わかります。
でもちょっと待って。
その生命保険、“団信”で代わりがきくかも。
団信(団体信用生命保険)って知っていますか?
これは、住宅ローンを組むときに多くの金融機関で加入が義務付けられている「生命保険」の一種です。
🔍 団信とは?
住宅ローンの契約者が、返済期間中に以下のような事態になったときに、残っている住宅ローンが保険によって完済される仕組みです。
▼具体的には、こんな場合に適用されます:
- 契約者が亡くなったとき(死亡)
- 所定の高度障害状態になったとき(寝たきりや重度の後遺症など)
- がん・急性心筋梗塞・脳卒中など、三大疾病にかかった場合(※特約付きの場合)
つまり、ローン契約者が「返済できない状態」になったときに、残っていたローンが全額ゼロになり、家族にはローン完済済みの家が残る、という保険なんです。
▼たとえば:
4,000万円の住宅ローンを組んでいた方が、返済中に病気で亡くなったとします。
このとき、団信に加入していれば、残りのローンが全額免除され、家族には「ローンのない家」が残ることになります。
もちろん、デメリットもあります。
📝 団信の種類(がん特約、三大疾病など)によっては、
📈 金利が0.1〜0.3%ほど上乗せされるケースも。
でも考えてみてください。
毎月1万円の生命保険料を35年間払うとすると、合計で420万円以上。
団信で金利がちょっと上がっても、「資産が残る」という見返りはデカい。
※6000万円の物件を購入する際に団信の種類を選んで金利が+0.1%になった場合、
月々の支払いは+2700円ほどで収まる。
生命保険は「お金を残す」。
団信付きの住宅ローンは「資産と暮らしを残す」。
同じ守りでも、その中身はまったく違う。
もちろん、どちらが正解という話ではありません。
でも、「家を買う=住まいを手に入れる」だけじゃない、
そんなもうひとつの価値があることは、知っておいてほしい。
▶ 最後に:
保険屋さんに行く前に、不動産屋と一度しゃべってみると、選択肢が変わるかもしれません。
うちは、そういう話、得意です。